こんばんは!
今回は伊万里市のご朱印シリーズの番外編ということで、「松浦一酒造」さんをご紹介します。
最初に言っておくとご朱印はありません。
そしてなぜ神社仏閣でなく、酒蔵なのか!?
それはとっても珍しい水神様をお祀りしてあるからです。
江戸時代創業の松浦一酒造さんは、現在、酒蔵を観光のために開放されています。
そして県内外から多くの観光客がこちらの水神様に会いに来られています。
その水神様の正体は、なんと「河伯(かっぱ)」!!
酒造を営む田尻家では、代々「当家には何か珍しいものがあるらしい」と語り継がれてきました。
そんななか昭和28年の母屋の工事中に、屋根部分の梁の上から「河伯」と書かれた箱が発見されたそうです。箱の中には動物のミイラが!
一見、哺乳類のようでもありますが、生物学に詳しい大学教授からは、
骨の形状から両生類に近いのではないかといわれているそうです。
そもそも酒造りにはキレイな水が欠かせず、河伯はキレイな水のあるところにしか住まないといわれているので、
田尻家では酒造りの神様・水神様として、河伯をお祀りしているのだとか。
実際に蔵の奥には、丸い祭壇のようなものがつくられていて、
その中にしっかりと河伯のミイラ(水神様)の姿を見ることができます。
すごいインパクトですね~~
ちなみにこの河伯のご縁から、田尻家では子宝に恵まれるようになったそうで、メディアに取り上げられたことから、
子宝スポットとして訪れる参拝者の方もおられるそうです。
全国でも珍しい水神様にお参りしたら、展示してある河伯グッズコレクションを見て楽しんだり、
水神様のお力をいただいたお酒も買って帰りましょう♪
河伯デザインが可愛いもろみや、漬物もおすすめです。
<松浦一酒造>
佐賀県伊万里市山代町楠久312
http://www.matsuuraichi.com/index.html
見学は自由。
事前予約されると蔵の案内をしてもらえます。