おはようございます!
風薫る5月も終盤。
いや、もう夏でしょ!
というわけで、すでに神社仏閣焼巡り焼けしている私です。
今回は、沖縄のご朱印巡りシリーズで「琉球八社」の一つ、
「普天満宮」をご紹介します。
那覇市からバスで1時間弱くらい、普天間の街にやってきた私。
「普天満宮」はバス停を降りてすぐのところにあります。
ちなみに街の名前は「普天間」ですが、この神社の名前は「普天“満”」。
といっても、「天満宮」とは関係ないそうで、
時代の移り変わりのなかで、間と満と読ませているものが残っているとのことでした。
普天満宮の石段にはポツポツ穴が空いています。
琉球石灰岩でしょうか??
狛犬がお出迎え。
シーサーではないようですね。
そして拝殿が目の前に!
オレンジ色の屋根、優しい風合いの木づくりの建物。
沖縄らしい雰囲気ですね~
この普天満宮は、かなり古い時代に琉球古神道を祀ったことが始まりで、
1450~1460年くらいに熊野権現を合祀して、現在の神社になったと伝わっています。
航海安全、豊漁、五穀豊穣の神様として、
また、人生の様々な場面でご利益をいただける神様として信仰されているそうです。
そしてこの神社、他にはめったにない大きな特徴があります。
それは・・・
神社の境内に「洞穴」があること!!!
いや、正確にいえば、洞穴こそが信仰の始まりで、奥宮は洞穴の中にあるんです。
巫女さんにお声をかければ、洞穴の入口まで案内して、中に入ることができます。
社務所の前にある細い通路から地下に潜ります。
※現在、内部の写真撮影は禁止なので、神社の公式HPで雰囲気を掴んでください(汗)。
洞穴の中は思いのほか、広く感じられます。
外から差し込む日の光で、洞穴内が照らされていて、
後はライトアップされているので、内部の状態がよく分かるようになっています。
まずは奥宮にてお参りを。
こちらは2礼2拍手1礼の作法で大丈夫だそうです。
内部にはしめ縄が張ってある「神亀岩」があったり、
琉球古神道の祈りの場でよく見られる香炉がありました。
個人的に洞穴って、息苦しさや圧迫感があったり、
なんか暗いとか、悪い気が溜まってそうとか思ってしまうのですが。。。
普天満宮の洞穴は、それとは全く雰囲気が違います。
聖域ならではの心地よさがあるんですよ。
沖縄では、太陽信仰に基づいたニライカナイの考えがあって、
夜になると太陽は洞穴の中に沈むと考えられているそうです。
だから洞穴って、とっても神聖な場所なんですね。
6月の終わりから7月にかけては、
茅の輪をくぐる「夏越しの祓」が各地の神社で行われますが、
普天満宮では洞穴の中をくぐって外に出る様式なのだそうです。
めちゃめちゃ参加したいっ!
普天満宮の洞穴は、宜野湾市指定文化財の名勝にもなっています。
ご朱印もいただきましたよ~~
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琉球八社 次回の目標
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今回の旅では、琉球八社すべてのコンプリートは未達成。
◆認名宮(那覇市)
◆末吉宮(那覇市)
◆金武宮(国頭郡)
この3社は、次回の楽しみに取っておこうと思います♪
<普天満宮>
沖縄県宜野湾市普天間1-27-10