おはようございます!
遅咲きの桜は散りましたが、まだまだ肌寒い日もありますね。
今回は青い空にピッタリの街、唐津市のご朱印巡りをご紹介します。
訪れたのは、JR唐津駅から徒歩15分ほどにある「近松寺(きんしょうじ)」さん。
「唐津市内に寺町があるよ」
という知り合いからのアドバイスをもとに歩いていたところ、
「坊主町」という交差点を発見!!
ここ辺りに間違いないと確信して歩いていたら、「近松寺」さんに辿りつきました。
後でご住職に伺ったところ、「坊主町」の「坊主」は今でいう「お坊さん」とはちょっとニュアンスが違うらしく、
お城にお仕えする方たちが暮らした場所を指すのだそうです。
さて、こちらのお寺さんですが、立派な山門がお出迎えしてくれます。
1598年に、名護城中の門をこちらに移築されたそうです。
駐車場を抜けて本堂へ向かっていくと、美しく整えられた白砂の参道が現れます。
本堂を含めてなんとも素敵な風景です!!
この近松寺さんは、1302年創建と伝わる臨済宗のお寺。
御本尊は、釈迦牟尼佛です。
唐津藩の歴代藩主の菩提寺とされているほか、
浄瑠璃や歌舞伎作家として有名な、
近松門左衛門の遺髪塚があるお寺としても有名なのだとか。
境内には、唐津湾頭の風景を写して築造されたお庭「舞鶴園」や、
唐津6代藩主・小笠原公にちなんだ資料が展示されている「小笠原記念館」などがあり、
見どころが多いお寺さんなのですが・・・
私が注目したのはこれ!!
お線香を建てる香炉が、唐津のお寺さんらしく「唐津焼」。
繊細な模様と色合い、獅子の装飾などなど、その美しさに注目してしまいました。
いつも小ネタの方に目がいきます(汗)。
そんなこんなで本堂に参拝して、境内を見回っていると、ご住職とお会いできました。
大きな木魚の原型・魚版(魚鼓)がある寺務所にて、幸運にもお話を聴かせていただきながら、ご朱印をいただきましたよ~
帰り道では、「松浦山聖観音(目洗観音)」という好奇心をくすぐられる観音堂がありました。
よくよく見ると、唐へ渡る航海の安全祈願、領内鎮護の聖仏として、唐津藩主が代々信仰されてきたのだとか。
「目洗観音」という名前ではあるけど、眼病にご利益がある、というわけではないのですね。
でも、親しみやすく美しい仏様でしたよ~
<近松寺>
唐津市西寺町511
http://www.karatsu-kankou.jp/history_and_culture/detail/187/HistoryAndCulture