おはようございます!
今回は長崎県長崎市の「玉園稲荷神社」さんをご紹介します。
こちらの神社は、前回ご紹介した諏訪神社の境内にあるお稲荷さんです。
諏訪神社のご社殿の右手奥に、赤い幟が並ぶ石段が。
石段を上りきると、さらに右手にお稲荷さん特有の朱色の鳥居のトンネルがあります。
とっても美しくて、思わず写真を撮りまくってしまいました!
鳥居のトンネルを抜けると、落ち着いた雰囲気のご社殿がありました。
稲荷神社といえば、五穀豊穣、食物の神さま。
そして商売繁盛の神さまとして厚い信仰を集めています。
そして、この玉園稲荷神社といえば、大きな楠が印象的です!
こちらは「抱き(いだき)大楠」といって、神社の創建の頃からここに自生している大木なのだそう。
数百年もの時を経て今もなお堂々とした姿を見せる大楠。
しっかりと抱きついて、その生命力をたっぷりといただきましょう。
そしてもう一つ気になったのが、ご社殿の左奥にある「厄難除け蛙(かえる)岩」です。
こちらの大きな岩は、神社の創建当初の古地図にも描かれていて、昔から信仰の対象としてお祀りされていたそう。
昭和57年に長崎大水害が起こり、裏山が崩れた時に、この蛙岩が土砂を食い止めてご社殿を守ったのだとか。
このことから「厄難除け」のご利益があると信じられているそうです。
そんな玉園稲荷神社さんですが、他にも興味深いものが沢山あります。
そもそも諏訪神社の境内には個性的な狛犬さんがいるのですが、この稲荷神社の近くに多く点在しています。
石段近くにある「トゲ抜き狛犬」は、文字通り心のトゲを取り去ってくださるそう。
さらに朱色の鳥居の参道横にあるのが、ご神木とそれを守るように佇む対の狛犬。
風貌が素朴でとっても可愛いんですよ!
稲荷神社の手前にあるのは、水上安全や子どもの水泳上達などのご利益を授けてくださる「蛭子(ひるこ)社」。
そこにある「川伯の井戸」には、河童の頭をした狛犬さんもいます。
狛犬の他にも、八坂神社や厳島神社など多くの神さまをお祀りしている小さなお宮もあります。
こじんまりとした空間ながら、ついつい長い時間を過ごしてしまう、とっても魅力的なお稲荷さんです。
そんな玉園稲荷神社さんのご朱印は、諏訪神社の社務所でいただくことができます。
まるで黄金の宝珠のような、お狐さんの印が素敵ですね。
是非ともお参りして、いただいてください。
《玉園稲荷神社》
長崎県上西山町18-15 諏訪神社内