おはようございます!
今回は、大分県中津市のご朱印さんぽ旅をレポートします♬
中津市の耶馬渓エリアの地図上に見つけた「雲八幡宮」という名前の神社。
「雲」への好奇心が、雲のごとくムクムク湧いてきて、早速お参りさせていただきました。
973年、少納言 清原正高公が、この地に御殿をお建てしてお祀りせよと命じたのが、雲八幡宮の起源といわれています。
雲八幡大神(応神天皇、神功皇后、大山積神)、妙見大神(天御中主神)をご祭神としてお祀りされています。
雲八幡宮さんは、深い山々と山国川に面した場所にあります。
ちょうど参拝させていただいた時期が秋ということで、境内の木々が美しく紅葉していましたよ♬
境内に一歩足を踏み入れると、なんともいえない“気”の良さを感じます。
木々の風景とご社殿のたたずまいが、うっとりするほど美しいんです!
境内には、大イチョウの木をはじめ、天高くそびえる夫婦杉もありました。
そして台風で折れてしまったご神木の「千年杉」は、なんと「根くぐり」ができるように保存されています!
ご神木ということで願掛けをしてもいいのですが、木の根の内部に入ることで、そのたくましい生命力を感じてみるのもおすすめですよ。
そして雲八幡宮さんの大きな特徴としては、境内にやたらと「河童」がいること!
阿吽の狛犬ならぬ「狛河童」がいたり、手水舎にも河童が(温泉のように浸かっておられます汗)。
極めつけは、ご社殿の中の天井画も河童、河童、河童です!
※河童の天井画は普段は見られませんが、神職さんがお手すきの際にはご案内のもと見学することができます。
雲八幡宮さんに河童が沢山おられるのは、同神社で350年以上に渡って奉納されている、大分県指定無形民俗文化財の「かっぱ楽(宮園楽)」にちなんだものだとか。
昔この地では、源平合戦に敗れた平家の人々が河童となり、その無念さから里人に災いをもたらすといわれていました。
そこで彼らの魂を音楽で鎮めるとともに、河童の神通力をお借りして五穀豊穣や無病息災を祈願したことが、「かっぱ楽」として受け継がれているそうです。
神社にまつわるものには、一つ一つ歴史があり、ストーリーがあって興味深いです。
神職さんがお手すきの際にはお話を伺うこともできるので、これも運試しと思ってご参拝されてくださいね。
そしていただいたご朱印はこちら!
雲の金印が神々しくて素敵です!
◆雲八幡宮さんのすぐ近くには、同神社が運営されている「古民家カフェ雲の森」があります。
時期によってイベントが開催されていたり、時には雅楽の生演奏が聴けたりするので、是非チェックして立ち寄られてみてください♬
https://www.facebook.com/cafekumonomori/
<雲八幡宮>
大分県中津市耶馬渓宮園363