おはようございます!
今回は、福岡県大牟田市にある「大牟田神社」さんをご紹介します。
大牟田神社さんは、市内の繁華街の中にある大牟田市のシンボル的な神社です。
商店が並ぶアーケードから、神社の境内に入ることができるのもすごいですね!
こちらがご社殿です。
足の長~い狛犬がお出迎えしてくれますよ。
大牟田神社さんの創建は、1500年代にまで遡ります。
当時の庄屋・古賀与五郎が、漁猟から帰る途中で、ご神体が浮いているのを発見。
そのお姿から「毘沙門天」であることが分かり、当時すでにあった観音堂の横に鎮守神としてお祀りしたのが、神社の起源だといわれています。
それ以来、大牟田村に火災が絶え、その霊験あらたかさと、左手に捧げた水の玉の由来に基づき、「火の神」また大牟田の「氏神・鎮守神」として厚く崇敬されてきたそうです。
江戸時代前期には、祇園祭のご祭神「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」と「奇稲田姫(くしなだひめ)」を京都・八坂神社より勧請。
明治年間には、鹿島神宮のご祭神「武御雷神(たけみかづちのかみ)」を、昭和2年には「手置帆負神(たおきほういのかみ)」「彦狭知神(ひこさしのかみ)」を合わせて祀りました。
「手置帆負神」と「彦狭知神」は、私個人としてはあまりお目にかかる機会がなかった神様でした。
この2神は、古事記や日本書記にも登場する神様で
●匠の神
●術の神
●産業守護の神
と称えられているそうですよ。
そして大牟田神社さんは、境内に祀られている神様も興味深いです!
まずは神社の起源ともなった「毘沙門天」様。
火の神、厄除けの神として厚く信仰されています。
そしてひときわ鮮やかで目を引くのが「猿田彦大神神石」。
猿田彦大神といえば、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天孫降臨をされる際に道先案内をされた神様として知られていますね。
また、夫婦仲がとても良く、長生きされたことから、夫婦円満や長寿、病気平癒、高齢者の下半身の健康にご利益をいただけるとされています。
この鮮やかなさげものは「くくり猿」といわれるもので、「庚申(こうしん)信仰」に基づくもの。
猿の背中に願い事を書いて、祈りながら紐に結ぶことで、縁(猿)が結ばれ、心願成就が叶うのだとか。
そしてもう一社が「勝山稲荷神社」です。
食物を作り出す神「宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)」をお祀りし、五穀豊穣や商売繁盛のご神徳があるとされています。
けして広い境内ではないのですが、とにかく祀られている神様が個性的で、それぞれに歴史や伝承もあり、説明看板を読んでいるとあっという間に時間が過ぎてしまいますよ。
そしてなんといっても大牟田神社さんといえば、大牟田市をあげて行われる夏祭り(祇園祭)が有名!
大きな大蛇が火を噴きながら街を練り歩く「大蛇山」は、全国的にも知られています。
社務所では、この大蛇山にまつわるご朱印帳やてぬぐいがありました!
なんとご朱印には、大蛇山の切り絵バージョンもあるんですよ!
また、通常のご朱印にも大牟田神社の法被の模様が描かれています。
さらに大牟田神社さんは、ご朱印の種類が豊富!
私が参拝した際には、9月の秋バージョンのご朱印もいただきましたよ~
大牟田神社さんは、お参りをしたら元気をもらえる街の神社です。
是非とも訪れてみてくださいね。
<大牟田神社>
福岡県大牟田市本町1-2-22