おはようございます!
今回は、福岡県大牟田市にある「普光寺」さんをご紹介します。
こちらは、かつて修行道場の霊山として多くの僧侶や修験者が訪れていた「三池山」の麓にある、天台宗のお寺さんです。
820年の開基といわれている普光寺さんは、九州西国第十五霊場・筑後国第二十四番霊場でもあります。
「観音堂」と書かれているのが本堂にあたります。
江戸時代前期の建築様式を保っているということで、県内ではとても貴重な建造物として注目されています。
私がお参りに伺った日はお寺の方がおられたので、お声をかけて本堂内でお参りさせていただきました(堂内の撮影は許可をいただいています)。
ご本尊は千手観音様で、秘仏となっているそうです。
厄除け、方除け祈願のご利益で厚く信仰されています。
そして本堂内には大きな金剛力士像も!!
普光寺には、木造薬師如来坐像や仁王像など、県や市指定の文化財が沢山あるんですよ~~
「宇今山」という山号が書かれた額と、その周りの装飾も美しいです。
色あせてはいますが、華やかさを保っていますね。
十二支盤もありましたよ。
本堂の前には川が流れていて、石仏が沢山並んでいました。
そして境内には、他にも気になる場所があります。
こちらは「不動堂」です。
健康長寿や交通安全にご利益をいただけるとのこと。
中には、県指定の有形文化財にもなっている「不動明王板碑」があります。
板石の表面には不動明王様のお姿が彫られていましたよ。
そしてこのお堂にはもう一つ気になるものが。
それがこちら、「なまずさま」といわれる霊水です。
この霊水は、病気回復や皮膚病の回復にご利益があるといわれているそう。
私も早速、アトピーが気になる右まぶたに霊水を付けさせていただきました。
(その後しばらくしたら、1年以上悩んでいたアトピーが本当に気にならなくなりました!)
本堂のみならず境内も見どころが多いお寺さんですが、ご朱印もいただけます。
ご本尊の千手観音様のお名前が書かれていますね。
最後に、普光寺といえば「臥龍梅(がりゅうばい)」で有名です。
臥龍梅は県の天然記念物にも指定されているもので、樹齢は450余年にもなります。
全長はなんと24mにもなり、龍が伏せたような木の形はインパクト大!!
2月下旬から3月上旬にかけては、八重咲きの紅梅を楽しむことができます。
今回訪れた時のように夏の青々した臥龍梅もキレイですし、境内にある大きな銀杏の木は、秋になると空が黄色に染まります。
いつ訪れても心が和む普光寺さんに、是非お参りされてみてください。
<普光寺>
福岡県大牟田市大字今山2538