おはようございます!
今回から、福岡県宗像市のご朱印レポートをシリーズで綴っていきます♪
JR教育大駅前から山里のある吉富エリアへ向かっていくと、「八所宮」という神社があります。
こんもりとした杜の手前に石の鳥居が。
一見すると、小さな無人の神社なのかな~と思いますが、一歩足を踏み入れるとガラリと様子が変わります!
杜の中は奥行が深くて、木々に囲まれた参道はご神気に満ちあふれていています。
空気が凛としていて、体感温度がグッと下がる感じです。
この鎮守の杜は古代から手つかずの原生林で、イチイ樫などの植物が生息しています。
なんと杜全体が、福岡県の天然記念物に指定されているんですよ!
参道をのぼりきると社殿が見えます。
急にパッと視界が開けるので、思わず「わぁ~」と声が出ます。
青空と鎮守の杜を背景に建つ社殿が美しいですね~~
八所宮は、674年に神武天皇のご神託で現在地に創建されたと伝わる、歴史が古い神社です。
そして社名の通り8柱の神様をお祀りしています。
イザナギノミコト、イザナミノミコトという国生みの神様を含め、4柱の夫婦の神様をお祀りしているので、
夫婦円満、縁結びにご利益があるといわれているんですよ。
社殿の前には「お潮井」が。
神社のあるエリアを流れる釣川の水で清められ、さらに玄界灘の荒波に清められた砂だそう。
外出の際に自らに砂をかけると厄難除けになったり、田畑にまいて豊作・虫除けを祈ったりするそうです。
このお潮井は、古代から続く儀式に基づいているそうですよ。
さらに境内を巡ってみると、いろんな気になるものがありました。
囚われの狛犬!?
この木製の狛犬は価値あるものなんでしょうね。
松の根がお祀りされていたり。
社宝である「平和の鐘」なるものも。
これは600年ほど前に氏子さんが青銅製の鐘を奉納したところ、
かの豊臣秀吉が持ち去って、厳島神社(広島市)に奉納したそうです。
そして昭和59年に戻ってきたのだとか。
おや?これは?
なんと子どもの背丈くらいある知恵の輪でした!!
根気強くトライしてみましたが、外すことはできず(汗)。
そしてここにも注目!
参道の途中にある「現人神社」です。
こちらは万病治癒の神様として、厚い信仰を集めています。
まず、体の痛いところや辛いところ(例:腰、お腹など)を、年齢の数だけ紙に書きます。
それを社殿に納め、手前にある石を持ち帰って患部をさするのだそう。
体が楽になったら、お礼参りもお忘れなく!
最後にご朱印をいただきました。
天然記念物の杜と歴史の深さに心洗われる神社。
とっても空気が澄んでいて気持ちが良いので、是非参拝してみてくださいね!
<鎮国寺>
福岡県宗像市吉留3186
http://www.muna-tabi.jp/k006/010/020/020/100/20150204150132.html