おはようございます!
今回は、大分県宇佐市にある「大楽寺」さんをご紹介させていただきます。
全国の八幡宮総本社「宇佐神宮」からすぐ近くにある大楽寺さん。
1333年に宇佐神宮大宮司によって創建され、翌年には後醍醐天皇から勅願寺と定められた由緒ある寺院。
古くから厄除け祈願の寺として信仰を集めているそうです。
風情のある山門がお出迎えです。
山門は近くで見るとさらに美しいですね。
山門をくぐると美しいお庭が広がります。
お堂の入口には、いつもお寺で見かけるとホッとする(?)、高野山のマスコットキャラクター・こうやくんもいました。
そう、大楽寺さんは高野山真言宗の寺院なのです。
参拝した日はお寺の方がおられて、持仏堂の中でお参りさせていただき、許可をいただいて中の写真を撮らせていただきました。
こちらの持仏堂のご本尊は、市指定有形文化財の如意輪観世音菩薩で、このお堂は九州西国三十三観音霊場の四番札所にもなっているそうです。
そしてこの持仏堂、本堂と思い込みそうですが、実は本堂はお隣にあります。
こちらは拝観料がかかりますが、是非ぜひお参りされてください!
ご本草におられるご本尊の木造弥勒仏三尊像は、旧国宝・現在は国指定の重要文化財。
平安時代後期の秀作といわれています。
脇侍の法苑林菩薩と大妙相菩薩立像は、ご本尊とともに造像されたそうです。
また同じく国指定重要文化財の四天王像も、平安時代後期の作。
増長天、持国天、広目天、多聞天の四天王は、鎮護国家の武神を意味しているそうですよ。
※本堂内部の撮影はご遠慮しました。
そんな歴史ある大楽寺さんですが、境内には持仏堂と本堂以外にもお堂がありました。
こちらは大師堂と書かれています。
真言宗の開祖・空海をお祀りされているようですね。
そして境内には沢山の石仏があります。
1体1体お参りしていくと、心が穏やかになりますね。
最後に持仏堂の中にある寺務所でご朱印をいただきます。
大楽寺さんのご朱印、仏画入りでめちゃくちゃ可愛いっ!!!
私は「弥勒佛」と書かれたご朱印をいただきましたが、その他にもこんなにあるです!!!
こうやってみると全部いただきたくなりますね~
もちろん仏画なしの通常のご朱印もありますよ。
大楽寺さんは、九州西国三十三観音霊場の他にも、九州八十八ヶ所百八霊場の二十二番札所でもあり、宇佐七福神巡りの霊場でもあるので、ご朱印の種類が多いのです。
ちなみにこちらのお寺さんは七福神でいうと「布袋尊」霊場になるそう。
布袋尊は、弥勒菩薩の化身として信仰されているそうですが、大楽寺さんのご本尊もまた弥勒菩薩であるということから布袋尊霊場となったそうです。
いろんな霊場でもあることから、多くの参拝者が訪れる親しみやすい雰囲気。
そして寺宝が多くて見どころが多いお寺さんでした。
皆さんも宇佐市に来られた際には、是非お参りされてみてくださいね!
《大楽寺》
大分県宇佐市大字南宇佐2077