おはようございます!
今回は、大分県竹田市でご朱印をレポートします!
今回訪れたのは、「猪鹿狼寺」さん。
まず、「いのしかおおかみでら?」と呼んでよいのか?
その名前のインパクトがすごくて、どんなお寺なのだろう?という好奇心が抑えられず、参拝させていただくことにしました!
名前のイメージからして、山奥のお寺にあるのかと思いきや、以外にも住宅があるような場所にお寺はありました。
住宅地ではあるけれど、背の高い木々がお出迎え。
山寺の雰囲気がありますね。
入口には「久住山猪鹿狼寺」という名前が刻まれた碑が。
山門に近づいてみると、さらに美しい山寺の風情を感じられます。
ちょうど訪れた時期が秋だったので、お寺の木々が色づいてとてもキレイでした!
山門の前には狛犬が。
目玉も鼻も全てが丸く大きくてダイナミックなお顔立ちですね。
山門には、門番となる仁王様がいらっしゃいます。
怖いお顔ではありますが、どこか素朴な感じがして親しみやすいですね。
大きなイチョウの木と一緒に、横から撮影した仁王さまのショットも素敵です。
山門をくぐると、梵字が彫られた塔があったり
六地蔵さんがおられたり。
個人宅のお庭のような広さですが、石仏や紅葉した木々の配置が美しくて癒されます。
そしてこちらが本堂。
本堂もお家のような雰囲気でアットホームですね。
さて、この猪鹿狼寺さん、どんなお寺なのでしょうか?
いただいたパンフレットによると、比叡山天台宗の教えに基づいて、神道と仏教を習合した信仰の場だったようです。
その昔、人々は久住山上の御池を崇め、そこにご神体として「健男霜凝彦命(たておしもごうりひこのみこと)」という神さまをお祀りしていました。
そこに延暦23年、伝教大師・最澄が十一面観世音を安置させ、寺を創建したと伝わっています。
鎌倉時代に写り、源頼朝の命を受け、梶原景高が阿蘇大宮司家の先導によって久住山麓で狩りを行ったところ、おびただしい獲物を得たそうです。
もとは久住山は殺生禁断の霊場であったこともあり、この時に獲物となった霊を鎮めるため、寺の名前を「猪鹿狼寺」と改めて、畜類供養を行ったと伝えられています。
なるほど、お寺の伝記を知ると、その名前の由来に納得できますね。
そしてこちらのお寺さんでは、通常はご朱印をいただけるようですが、私がお参りした際はお寺の方がご不在ということで、いただくことはできませんでした。
ご本尊である十一面観世音菩薩の名前が書かれたご朱印、次回のお参りでは是非いただきたいと思います。
◆お寺のすぐそばには、「建宮神社」がありました。
こちらの神社も、歴史をたどっていくと猪鹿狼寺さんに関係があるみたいですよ。
是非お参りされてみてください!
<猪鹿狼寺>
大分県竹田市久住町大字久住3420