おはようございます!
今回は、長崎県長崎市の「西山神社」さんをご紹介します。
西山神社さんは、「諏訪神社」や「松森天満宮」からも徒歩圏内にある神社です。
住宅地の中に現れる石の鳥居が目印。
ここからは、長い、長い、石段を上って向かいます。
この石段の風景が“坂の街、長崎”の情緒たっぷり!!上っていくキツさも忘れるような絶景に出会えるんですよ~
そうして上っていくと、神社にたどり着きました。
こちらの鳥居の扁額は丸いですね。
境内に入ると、右手に手水舎があります。
こちらの水は、「椎の木の水」といわれ、長崎の銘水の一つとされているそう。
酒造りにも使われるほど清らかなのだとか。
そして、こちらがご社殿です。
落ち着いた風情のご社殿は、周囲の木々の緑を映す造りで、とても美しいですね。
西山神社さんの創建は、1719年。
これより数年前に、長崎聖堂の学頭である蘆 草拙(ろ そうせつ)が奉祀していた北辰妙見尊星と、諏訪社吟味役の村田四郎次が奉祀していた妙見尊神をこの地に祀ったことが始まりとされています。
「北辰信仰」「妙見信仰」は、北極星を神格化した信仰で、この西山神社さんは“星の神さま”の聖地だったのですね。
ご祭神は、天地創造の神で、宇宙のはじまりに出現されたとされる「造化三神」。
●天之御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)
●高皇産霊大神(たかみむすびのおおかみ)
●神皇産霊大神(かんみむすびのおおかみ)
がお祀りされています。
そんな“星の神さま”が鎮まるご社殿を守るのが、こちらの凛々しい狛犬さんです。
また境内には、赤い鳥居のお稲荷さんもありました。
こちらは「大星稲荷」といわれるお宮で、衣食住の神さまである「保食神(うけもちのかみ)」をお祀りしてあります。
また西山神社さんといえば、植物で有名な神社でもあります。
まず一つ目は、長崎に初めて渡ってきた「ザボン」の木。
ここは、長崎ザボン発祥の地といわれています。
そして、一般的な木よりも早く花を咲かせる「寒桜」も有名。
12月中旬には開花し始め、2月上旬に終える寒桜は、旧暦にちなんで「元旦桜」ともいわれているそうです。
木々の生命力や、水の美しさを感じられる西山神社さん。
社務所もあり、ご朱印をいただくこともできますよ。
ご朱印をいただいた後は、行きで上ってきた石段を下って帰ります。
下りの景色がまた、絶景!!
この風景と出会うためにも、ぜひお参りされてみてくださいね。
《西山神社》
長崎県長崎市西山本町8-18